2019年3月末、韓国で焼肉が食べたくなりソウルに行ってきました。
最新の羽田‐金浦ANAビジネスクラスの実体験レポートです。
日本から近いお隣の韓国へは、最も手の届きやすいビジネスクラスです。
少ないマイルでビジネスクラスに乗れます。ローシーズンなら往復でたったの25,000マイル。
プチ旅行を簡単に贅沢旅にできますよ。
羽田ー金浦(ソウル)フライト概要と使用機材
今回レポートするフライトの概要です。
フライト概要
ANA機材:B787-8
搭乗クラス:往路ビジネス
航路:羽田ー金浦(ソウル)
フライト所要時間:約2.5H
航空券:特典航空券(往路ビジネス、復路エコノミー)
使用マイル:往復22,500マイル
ANAの羽田‐金浦間はB787中心なので、羽田からソウルに飛ぶ人はこの機材にお目にかかることが多いと思います。
シート機能とレイアウト
シートピッチは約150㎝。座ってしまうと座席前のシートポケットまで手を伸ばしても届きません。
脇にスマフォや小物を入れるポケットがついており、これがけっこう便利です。USBや電源ももちろんあります。
リクライニングはフルフラットにはなりませんが寝るには十分快適です。
ブランケットはクリーニングされ、ビニール梱包で提供されます。
使いまわしする航空会社だと実は相当不衛生と聞きますから、これ結構大事なポイント。(ブランケットの上でおむつ交換とかやってる方もいますから。。)
ANAはエコノミー席でも同様にビニル梱包してくれることがありますが、全便ではないです。朝便とかが多いのかな?
ビジネスは6列シートです。
ちなみにこの機材、聞いた話ではエコノミークラスに乗る場合はJALが良いそう。
世界中のB787機材は9列配置ですがJALのみ8列でゆとりがあるとのこと。
空港での優先手続き
専用カウンターでのチェックイン
搭乗にむけて空港で優先手続きが受けられます。
ビジネスクラスは専用チェックインカウンターで搭乗手続きです。
長い行列に並ぶ必要はなし。
オンラインチェックインを利用して受託手荷物のない場合は、このカウンターへの立ち寄りは不要です。
ソウル一泊であれば機内持ち込みだけでもOKかもしれませんね。
荷物を預ける場合は、スターアライアンス専用の優先手荷物タグがつけられ、到着地で優先的に手荷物を受け取れます。
荷物はダイヤモンド会員の次に出てくるので早いです。
優先保安検査場(プライオリティレーン)
羽田空港国際線ターミナルには、上級会員のための優先保安検査場(プライオリティレーン)があります。
たいてい空港では保安検査の行列でスタックしますが、このレーンならスムーズ。
顔認証システムで自動化された出国手続きと合わせても、さくっと数分で完了です。
注意したいのが、残念ながらビジネスチケットを持っていても羽田の優先保安検査場は使えません。
ANAであれば「ダイヤモンドサービス」・「プラチナサービス」メンバー、ANAスーパーフライヤーズカード会員、またはファーストクラス搭乗客のみ優先保安検査場を利用できます。
ビジネスなのにちょっとおかしなことだと思いますが。他の空港であればOKです。
2019.11追記
2019年10月に羽田空港国際線ターミナルの保安検査場がリニューアルされ、ビジネスクラスも優先レーンが使える可能性があります。
ご自身の乗る航空会社で確認してみてくださいね。
ANAラウンジ
ビジネスクラス搭乗者はANAラウンジに招待されます。楽しみのひとつですね。
保安検査と出国手続きを終えたら向かいましょう。
顔認証での出国手続きや、ANAラウンジの行き方、充実のサービス内容についてはこちらに詳しく書いていますので堪能してください。
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羽田空港ANA国際線ラウンジ最新事情と、日本人のやりがちなラウンジでの振舞い
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優先搭乗
搭乗口ではサポートが必要な方、ダイヤモンド会員の次に優先搭乗できます。
席に着くとCAさんからご挨拶があって、なんやかややっているうちに出発です。
2019年1月よりANA国際線は機内安全ビデオを刷新し、歌舞伎の演出取り入れてます。
わりと見ごたえあるクオリティで、ふだん注目度の低いこの手の安全ビデオですが興味をひくことに成功していると思います。
個人的に歌舞伎が好きなのでエンターテイメント性があるのは好評価。
余談ですが、以前スリランカエアに搭乗した際も機内安全ビデオが微妙なタッチで面白かったです。
機会あれば注目してみてください。
前方席に座っている時の離陸の感覚は、ふわっと軽いです。
こんなちょっとした違いもビジネスシートならでは。
羽田‐金浦ビジネスクラスのお食事
高度安定するとすぐに飲みものとお食事サービスです。シャンパンラベルの撮影に快く応じてくださいました。
2019年3月よりANAはビジネスクラスのお食事により満足度をあげるべく、お食事コースを選べるようになりました。
が、ソウル線は対象外です。
2.5時間のショートフライトに手はかけられないのは当然ですよね、1トレイでの提供です。
その代わりに2週間おきにメニューが変更します。
3月後半のメニューは、ローストビーフとビーツのサラダ、海老のマリネカレー風味のレンズ豆添え、メインはビーフハンバーグ赤ワインソースでした。
4月前半は真鯛のソテーです。
お味はANA国内線のプレミアムクラスと違って美味しいです。
個人的にはプレミアムクラスの食事に首をかしげることがあります。。
到着後、私はこの日の夜に焼肉を食べる予定だったのですが、ANAラウンジでのお食事と機内食でさすがに入りませんでした。。
ビジネスクラスのお化粧室の実際は
正直言って普通です。
アメニティがちょいと置いてある程度です。
もうちょっとどうにかしたら良いのにと思うのが正直なところ。
でも、使用客が少ないので並ぶことなくゆっくり使えるのは何よりも大きなメリットですよね。
機内エンターテイメント 疲労軽減で快適
「ANA SKY SHOP」30周年記念で、機内販売はANAカードで20,000円以上購入すると通常価格の20%割引になります。4/30までのキャンペーンです。
ヘッドセットはステレオヘッドフォンです。
欧米線、シドニー線だとノイズキャンセラーのヘッドフォン(SONY)なのですが。
写真を撮り忘れたのでANAのHPより拝借します。
エンジン音のある機内で音疲れする、しないは大きななポイントです。
国際線のWIFIは有料です。
2.5時間のフライトですから需要はそれほどなさそうです。
食事提供後、1時間ほどくつろいでいると最終着陸態勢です。
快適なのでことさらに名残惜しいです。
羽田ー金浦のビジネス特典航空券に必要なマイル
今回特典航空券に使用したマイルは往復でたった22,500マイルです。
(ハイシーズン往復15,000マイル、片道ビジネスアップグレードに7,500マイル)
ローシーズンであれば、往復ビジネスでもたった25,000マイルです。
簡単にマイルを貯められる時代ですから、近場旅行もビジネスクラスの利用がしやすくなりました。
このくらいなら近場旅行もプチ贅沢にしやすい。手軽なご褒美は明日への活力です。
帰りの復路は追い風次第ですがフライト時間は短縮します。
予定では約2時間15分でしたが、今回私が搭乗した復路は追い風110kmの強風のため1.5時間で帰国できました。かなり短いですね。
ビジネスクラスを少しでも楽しみたい方は行きに使うのが良いかもしれません。判断材料の一つに。
2.5時間のフライトは名残惜しいほど短いですが、やはりビジネスクラスの快適さは到着地での足取りを軽くしてくれます。
身体的な疲れが少ないだけでなく、気持ちの面でのゆとりも大きいです。
「マイルがなかなか貯まらないよ!」という方は、すぐ貯まるこのマニュアルを読んで下さい。
私のような普通の主婦でもできます。年間20万マイルも実に現実的です。
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こんな方に向いてます
羽田ーソウルのビジネスクラスは、近場だけど弾丸旅行にしたくない方、日程は短いけど記念日やご褒美旅行で手軽に上質な旅にしたい方にもうってつけです。
同行のお友達や家族も、ちょっといつもと違う旅に喜ぶかもしれません。
それから、勝手なおばさん的意見で恐縮ですが、ビジネスクラスは若いうちに経験しておくのがいろいろな面で良いと思います。
マリオットボンンヴォイのホテルの宿泊でポイントが貯まる マイルにも換えられる
私はSPGアメックスカードホルダーなので、特典の受けられるマリオットボンンヴォイのホテルを使っています。
今回は宿泊したプチ旅行に最適な「フォーポイントバイシェラトン南山」も最安値保証で予約、ソウル駅前の便利な立地でした。
貯まったポイントをANAはじめ40社以上の航空会社のマイルに変えられたり、ホテルに無料宿泊できるのはSPGアメックスカードです。
今回のクイックステイ1泊だけでも、1,600ポイント以上貯まりました。
寝ていても貯まるって素敵です。
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おまけ 金浦空港からソウル中心地へ
ご存知の方も多いと思うので簡単に。
金浦空港の到着口から空港線のA’REXを使用してソウル市内へ出る際、移動距離がそれなりにあるうえ、かなり地下が深いです。
乗るまでに10分~15分歩きます。地下道が発達しているので冬でも寒くはありません。
クレジットカードが市場以外のどこでも使える韓国ですが、地下鉄やA’REX、バスに乗るのに便利なT-moneyは現金でしかチャージできないのでご注意を。
T-moneyカードはA'REXに向かう地下道にあるセブンイレブンで買えます。
各改札にあるチャージ機は日本語が選べます。
こうして近場プチ旅行にもビジネスクラスやラウンジを使えるのも、日ごろSPGアメックスやANAカードでマイル活動をしているおかげです。
さあ明日もがんばろう。
以上、いちばん手軽で身近にビジネスクラスを堪能できる羽田ーソウル線の実体験レポートでした。
今回のレポートがみなさまのより楽しい旅のお役にたちますように。
陸マイラー最強と言われるSPGアメックスカードに興味ある方にはこちらで詳しく書いています。